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2018年10月21日日曜日

復活したバレエ教室

2019年2月8日更新 
当方は、ビデオグラファーなので、開催日が重なるとお請けできません。しかし、1年半後、やむ終えずお請け出来なかったバレエ教室様から、復活してご依頼くださいました。当方にとって、すごく名誉なことです。そんな中、偶然、他社のバレエ動画が検索にあったので観ると2台カメラのようだ。1台は固定の引き担当舞台幅サイズで、もう1台はカメラワークしているが群集(ギャラリー)が背景にあるので、理由が分かりますが、男性・女性の2人組みや、女性のソロになってもダンサーを小さく映しているのが物足りない。そして、海外の一流バレエ団の動画で確認している、リフトされたダンサーの寄りがなかった。つまり、リフトにより引いてしまっているので、成功して笑顔になっている女性ダンサーの表情が分かりづらい。次に、グラン・パ・ド・ドゥの中で、男性ダンサーが下手手前で膝を突き決めポーズをする瞬間、同時進行で女性ダンサーがセンター奥でピルエットをしますが、レンズに直接ふれるマニュアルズームではなく、電動ズームレバーによるズームインなので、寄るのがすごく遅かった。また、場面転換(ディゾルブ)する度に、変換中、画質が荒くなるのは如何なものか。ファイル変換が正しい設定になっていないからだと思う。さて、このような2台カメラ撮影は、一般的であり、ほぼ、何処も同じだろう。当方なら、4台カメラ撮影であり、舞台幅サイズ・中の袖幕サイズ・奥の袖幕サイズと3種類の固定カメラで撮影しているので、常にベストなサイズを選択できます。また、プロのカメラマンにとって、最も大事なことであり、プロ中のプロであれば誰でも出来ることですが、マニュアルズーム操作なので、先ほどのピルエットも間一髪でスムーズにズームインしています。そして、絵になるリフトの時だけですが、上の女性ダンサーのタイトショットを撮り、すかさず、フィッシュダイブをするので、きちんとフォローし全身サイズへと画面修正しています。そして、他にも当方独自の撮影技術があり、Blu-rayを観てくださっている先生が、「やっぱり」と復活のご依頼をして頂きました。感謝感謝ですね。本当にありがとうございます。

【マニュアルズームの意味】
過去に「当方はマニュアルズーム出来るカメラマンです。」と書いておりますが、その裏の意味は、プロなのにマニュアルズーム出来るカメラマンが少ないと思うからです。昔、テレビ局のカメラマンで映像の魔術士と謳われながらも、実はマニュアルズームが出来なかった。また、映像プロダクションのチーフカメラマンなのに、全て電動ズームだった。また、フリーで多くのプロダクションに出入りしている時、カメラケースに入っているカメラを取り出すと、レンズが電動ズームのスイッチになっていた。このように、プロなのに電動ズームに頼っているカメラマンが多い。もちろん、電動ズームでも目的の画面サイズにスムーズに出来て入れば問題ないですが、出来ていないから申し上げております。マニュアルズームは、電動ズームでは出来ない感情移入した可変速ズームがでます。このようにプロ中のプロであれば皆できるのです。だから、放送業界では当たり前のワンカメショーカメラワークができるのです。ちなみに、昔の16mmフィルムキャメラのレンズには、電動ズームなど無かったのです。実話として、テレビ局の映像技術部長が、正社員で新人の報道カメラマンに、「君の為に電動ズームができるようメーカーに頼んだよ。」と皮肉、言われているのを目撃しています。それが、電動ズームの始まりだと思う。

2018年10月18日木曜日

宝物となる映像

お世話になっている先生から、改めて、私が撮影した映像を“宝物となる映像”と言っていただいた。また、「自分の子供の時の発表会の映像は、特別な宝物です。」とおっしゃってる。だからこそ、最高の映像を撮ってあげるべきだ。ただ、ビデオ業者の都合で、カメラマンにより上手い下手を感じさせないようマニュアルどおりに撮影させ、平均化してもお客様の為にはならない。私のような個人で営業している者にとって、大手に比べて不利なことは多い。しかし、仕事を請けた以上、カメラマンは私であり、編集も私だ。プロとして持てる力を十分発揮し、妥協なき撮影をさせていただいているので、このようなお言葉をいただけるのだと思う。

【日本の競争力と働き方】
私は映像カメラマンですが、目標とする先輩はいましたが、テレビ局に出向している時期に、多くの素晴らしいカメラマンの背中を見て育ちました。しかし、今日の舞台撮影業界では、誰が撮影しても同じになるようなマニュアル通りの撮影なので感動が薄れてしまっている。それでは、世界に通用するカメラマンは育たないし、ある意味、誰よりも上手くなりたいと競わせる働き方が大事だと思う。